シューティングゲームがテーマだったはずなのに,気がつくとテーマはトリックアートになってしまい,シューティングは添え物のようになってきた。
シューティングゲームは,おばけシューターパニックというおもちゃを買って用意して,これを使うことにしていた。
これは部屋を暗くして投影するタイプなので,昨年好評だったブラックライトによる3Dアートと組み合わせた。
ところが,本番近くなってこのシューティングの手順が結構面倒なことがわかった。3台のガンをコントローラーに登録するのだが,その手順が結構ややこしくて,手間取る。しかもシューティングゲームの間,あとのお客さんがその部屋には入れないので,ボトルネックになる。
私は「もう,トリックアート館でいいじゃん」と生徒さんたちに言っていたのだが,彼らはどうもシューティングにこだわりたかったようである。
「だって,タイトルにシューティングがはいっているし」
そんなこと,どうでもいい,といい加減な私は思ってしまうのだが,彼らの意見も尊重して,なんとか短時間でシューティングが終わるように手順とルールを考えて,2日目の一般公開日から実施することが出来た。
シューティングゲームの入り口には斜面を作ってトロッコを走らせた。トロッコそのものは,昨年制作したものを流用したが,安定して動かす斜面とレールを作るのに,生徒さんたちはかなり苦労していた。
このトロッコとシューティングにより,単なるトリックアート館ではない出し物になって,結果的にはよかったと思う。