スライムに汚染された研究室(スライム事件その2)

スライム事件翌日。

 出勤してキーボードを打っていると,なんか指先がベタベタする。スマホと同じで,昨日わずかに残ったスライムが指先からのりうつっていたらしい。

 歯磨きのチューブを手にすると,これもベタベタ。そう言えば昨日,苦し紛れにベタベタの手で歯磨きチューブをつかんで試したのだった。

 再び手についてしまったベタベタスライムと格闘。ごしごし洗って「きれいにとれた」と思って手を拭いたら,そのタオルにも昨日のスライムの残骸が残っていたらしく,また手にベタベタがのりうつる。

 こうなると,少しでもべたつくと気になるようになってしまう。なんだか,「一度汚染されると,どこにやつが潜んでいるか分からない」という,「バイオハザード」,あるいは「エイリアン」,または「遊星からの物体X」のような状態…(SF映画好きでゴメンなさい(^^;))。

 「有機溶媒ならきれいさっぱり落とせるか」と思い,キシレンを試してみたら,キーボードの一部が溶け,しかも,隣の研究室の先生から「なんか廊下がシンナーくさいぞ」と怪しまれる始末(^_^;…。

 アセトンも試してみたが,どうもすっきりしない。汚染されたタオルやぞうきんをすべて廃棄し,何度も手を洗って,キッチンタオルで手を拭き,なんとかこの日はやり過ごした。

 翌日もう汚染されたキーボードに触れたくない。またあのベタベタに感染すると大変だ。もともとこのキーボードは,前の職場で廃棄されてたのを拾ったものなので,新しいのに買い替えようかと思う。

 帰宅後,家電量販店に行って,1000円そこそこの安いキーボードを買ってきた。愛用のトラックボールも汚染されていたので,期間限定の特価品を購入。

 翌日出勤後接続してみると,キーボードは1000円ちょっとにしては,キータッチが私好みでなかなか快適だ。しかし,トラックボールはどうもなじめなかった。今まで使っていたトラックボールは,左クリックが親指で,ボールの操作は人差し指か中指あたりで操作するものだった。今回購入したものは,左クリックは人差し指,ボール操作は親指でするタイプ。

 慣れの問題だとは思うのだが,親指では,うまくカーソルを目的に合わせられずストレスがたまる。ネットで検索してみると,今売られているトラックボールは親指でボール操作するタイプが主流らしい。確かにマウスから移行することを考えると,左クリックは人差し指でするのが普通なのだから,そちらの方が自然なのだろう…(この話題,まだ続きます)。