昨夜の雨は一晩中激しく降り続いた。朝になって小雨になったが,まだ降り続いていた。トロントに着いた初日に見た天気予報では,ずっと晴れの予報だったので,ナイアガラを3日目の今日にしようかとも思っていたのだが,昨日にしておいてよかった。
今日は,博物館見学の予定である。恐竜で有名なロイヤルオンタリオ博物館(ROM)と,オンタリオサイエンスセンターに行くことにした。ROMは宿から近いのでとりあえず郊外にあるサイエンスセンターを先に行って,帰りにROMに行く計画をたてた。
サイエンスセンターは,ウェブの検索情報によれば,「市政百周年を記念して1969年につくられた科学の殿堂です。800以上の体験型の展示品があります」(http://canadaing.zening.info/toronto/science.htmより)とのことである。
B&Bからは,地下鉄とバスを乗り継いでいく。カナダの地下鉄とバスは乗車してから1時間以内であれば,トランジットチケットを持っていれば相互乗り入れできる。地下鉄からバスに乗り換えて,いつトランジットを出せばいいのかなぁと思っていたら,ノーチェックであった。なんかいいかげんというかおおらかである。
サイエンスセンターは,夏休みと言うこともあり,大変な混雑であった。子供連れの家族や小学校の団体,高校生のカップルなどもいた。体験型の科学館で,最近は日本でもこのような科学館が増えているらしい。日本ではボクは上野の国立科学博物館くらいしか行ったことがないので,新鮮だった。
特別展は「サーカス」がテーマだった。
ここからは常設展。人間の表情を自在に変えるパズル?
ものづくりコーナー。
人間のホネホネパズル。
おっさんたちも結構楽しんでいた。
イベントコーナーでは,静電気実験が午後2時から行われるというので,かぶりつきで観てきた。起電気などの道具が通常の物よりでかくて見た目は派手だが,内容はありきたりで,楽知ん研究所の〈びりりん〉の方がソフトとしてははるかにできがいい。
子供たちが手を上げてあててほしいときに,女の子たちが首をぶんぶん振って髪の毛を振り乱してアピールするのが面白かった。あんなに首を振ったら目が回りそうだ。
帰りのバスは小学生の団体のおかげで大混雑であった。2台ほどバスに乗せてもらえず,やり過ごすことになった。
サイエンスセンターで静電気ショーなどを見たり,バスの混雑もあったりしたせいで,市街に戻ったら午後4時を過ぎていた。ROM閉館の5時まで余裕がないので,あきらめて近所の韓国料理店で夕食をとることにした。
なぜか箸袋や皿には日本語で「いらっしゃいませ」「おいしい」などの文字が書かれていた。
セットメニューなど頼んだら大変な量が出てくることが見えていたので,豆腐チゲ鍋だけを頼んだ。ところが,大量のサイドメニューが一緒に出てきた…orz。
食べきれなかったので,お姉さんに「ごめんなさい。おいしかったけど食べきれませんでした」と拙い英語で伝えて出てきた。欧米で外食するといつもこんな調子である。
この日の写真アルバムは,こちらです。