トロント,ピアソン国際空港につくと,各国語の「歓迎」の挨拶が出迎えてくれる。しかし残念ながら日本語はない。いささか寂しかった。
韓国語の挨拶があるのは,トロントにはコリアタウンがあることからわかるように,韓国人の移民が多いためのようである。
トロントでの宿泊は,そのコリアタウンにあるB&Bである。B&BというのはBed&Breakfastの略で,比較的小規模の民宿のようなものである。今回,ネットで検索して,評判がよかった宿を選択した。
宿へは,バス+地下鉄という選択肢も考えたのだが,荷物が大きいのと勝手がわからないので,タクシーを利用した。
タクシーの運転手はインド人。トロントで何度か乗ったタクシーはみなインド人であった。この後訪れたフィラデルフィアではタクシー運転手はほとんどアラブ系。NYでも,デリカテッセンやあやしげな旅行鞄屋はみな中東系,清掃関係は黒人が多い。おそらく,移民たちにネットワークがあって,商品の流通ルートや職業の紹介システムがそのネットワークと強固に結びつけられているのではないだろうかと思った。