北米旅行記(2) トロントへ(オタクカップルと沈まない夕日)

成田からトロント行きに利用した航空機は,7月24日(火)午後5時20分発エア・カナダAC002便である。中程,翼のある場所の3人掛け窓際の席。搭乗時間は11時間50分。なかなかの長丁場である。
窓際の席の場合,外の景色を見ることができるのがメリットだろうが,翼の上なので,眺めはさほどよくない。しかも長距離便の場合,どうしても何度かトイレに席を立つことになる。こいう3人掛けのエコノミー席だと,トイレに行くときに,隣の2人に大変気を遣う。
今回マイレージ利用による航空券だったので,座席指定はできなかった。おそらく一番人気のない余りの席をあてがわれたのではないかと想像している。


隣の二人は白人の若いカップルであった。どうやらこの二人,オタクカップルらしく,テーブルの上にアキバあたりで買ってきたらしいフィギア?をテーブルに出して眺めたりしながら,いちゃいちゃしている。
もちろん,勝手にしてくれて構わないのだが,トイレに立とうと思って隣を見ると,男が女に甘えてもたれかかったり,チューしたりしている。「お取り込み中すみません」てな感じて,とっても行きにくい。実際,気を遣ってトイレに行くのを1時間くらいがまんしたことが数度あった…orz。
この便,成田発なので,もう少し日本人が多いかと思ったが,このカップルも含めてほとんどの乗客が欧米人だったのにも少し驚いた。
日本を出発するとき,とてもいい天気で,機内からはすてきな夕日が拝めた。このまま日が暮れるのかと思ったら,いっこうに夕日のままである。よく考えたら,飛行機が移動しているので,太陽の位置があまり変わらないのだ。
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日本出発が午後5時20分。トロント着が現地時間午後4時10分。つまり,ずっと夕方のままだった。飛行機が太陽を追いかけていたわけで,飛行機の速度は地球の自転速度とほぼ同じだったことになる。
【8月17日追記】: この最後の部分,完全に勘違いしていました。お恥ずかしい。その顛末を次回に書きました。