北米旅行記(18)イースタン州立刑務所跡(フィラデルフィア観光)(大会5日目2012/7/31)

昨日,自分の発表が終わってほっとしたので,この日は観光することにした。まず向かったのが,イースタン州立刑務所(ESP)である。
ここは,1829年から1971年まで運営された刑務所で,禁酒法時代のギャングの大ボス,アル・カポネが一時投獄されていたことでも有名である(詳細はWikipedia http://en.wikipedia.org/wiki/Eastern_State_Penitentiary)。
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フィラデルフィアの住宅地のはずれにあるので,歩いて向かう。


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途中立ち寄った公園では,専門学校生らしき学生に話しかけられた。なんかの実習で公園利用者にインタビューしたいということらしい。「自分は日本からの旅行者だから,あまり役に立てない」と答えると,「ニーハオ」と挨拶された。「それは中国の挨拶だ」と答えると,「中国と日本はどちらが大きいのか」と聞かれた…orz。一般人の日本に対する認識なんて,その程度なのだろう。
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刑務所跡の外壁に到着。
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刑務所前の通りはこんな感じである。

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Wikipediaのアル・カポネの記事を見ると,アルカポネ晩年の獄中での待遇はさほどよくなかったようだが,このESPは,カポネ全盛期に,一時世間の非難を逃れるために自作自演で刑務所に入った時のようである。

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したがって,こんな特別待遇の部屋に入っていたらしい。
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ちなみに,一人だけ脱獄に成功した囚人がいて,上の写真はその脱出した独房の穴と,逃げたトンネルの経路。これだけのトンネルを掘ったなんてスゴイ。まるで映画「ショーシャンクの空に」みたいだ。しかし,塀の外ですぐに捕まってしまったそうです。

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これは復元された礼拝堂。きれいに復元されすぎていてまったく面白くない。ちなみに,下の写真はこの礼拝堂の隣の部屋(立ち入り禁止)を換気扇の窓から撮影したもの。こちらのほうがずっといいなぁ。


ここは2階の立ち入り禁止部分の手前から。整備された観光場所より,こういった何も手が入らず朽ちてる部分にひかれる。