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たのしい科学の伝統に立ち返る

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北米旅行記(10)(研究大会2日目2012/7/28)

      2015/04/05


2012年の米国物理教師学会のsummer meetingの会期は7月28日~8月1日の5日間であった。かなり長い会期である。
最初の2日間(28,29日)はワークショップに割り当てられていて,30日から一般の発表がはじまる。午前中は学会に出ずにペンシルバニア大学構内を散歩することにした。
私の宿泊しているドミトリーには,新たに高校生たちの団体が今日から宿泊するようである。夏休み中,空き家になったドミトリーに高校生たちが,合宿かキャンパス体験か何かを行うようである。
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大学前に受付らしきテントがはられていて,自動車から毛布だとか,宿泊道具を一切合切持ち込んでいる。
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キャンパス内は,夏休み中の土曜日ということもあり,観光客がたくさん構内を歩いていた。

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そこかしこでアルバイト学生らしきツアーガイドがキャンパス内を案内していた。
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前にも書いたが,工業団地のようなあじけのないキャンパスで学生生活を過ごした身としては,こういうキャンパスで学生生活を送れる若者たちを心底うらやましく思った。
午後からは,Skepticism in the Classroom(教室における懐疑主義)というワークショップに出た。懐疑主義とは,科学的合理的思考によって宗教や超能力などに対して批判を加えようという主義である。
私たちも,ずいぶん前に授業でスプーン曲げやらお札の空中浮揚,読心術など,手品のまねごとをやりながら,「騙すことと騙されること」をどのように教室で授業するかについて議論したり研究していたことがあった。
私たちがやっていたこととかなり共通する部分があり,授業で超能力的な実演をしてみたり,種明かしをするようなパフォーマンスが紹介されていた。
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しかし,この種の種明かしだけでは結局,「あれは偽物だけど,我々は本物」とか,「手品でも同じ事ができるだけで,本当の超能力は存在する」という主張をする人は納得しない。
彼らもその点については克服できいないようだった。結局,「デマに騙されないように(騙されにくく)なる」というのは,本格的な科学教育によってしか身につかない,と今では思っている。

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 - 米国物理教師学会(AAPT)年会参加記(2012) , ,

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