この夏に,北米旅行に出かけた。
本来の目的は,アメリカ物理教育学会(AAPT)の夏期大会に参加するためである。
数年前から米国の物理教育研究に関心を持っていろいろと勉強するにつけ,仮説実験授業と似た問題意識の研究がされていることを知り,ぜひ,あちらの研究者と交流をもちたいと思っていた。そこで,年2回開かれるAAPTの大会にぜひ参加してみたいとかねてから思っていたのである。
しかし,AAPTの夏期大会は例年,勤務先の仕事が忙しい7月中旬くらいに行われるので参加しにくかった。ところが今年に限って7月末と例年より遅い会期なので,参加するにはチャンスだったのである。
開催地のフィラデルフィアへの直行便はなかったので(つい最近できたらしい),トロントやワシントン,ニューヨークなどの便から経由しなければならない。
ちょうどクレジットカードによるマイレージがたまっていることもあり,「それならば」と,ついでにトロント,ニューヨーク旅行も組み込んでしまったというわけである。
日程は7月24日(金)に日本を発ち,トロントに3泊,27日(金)から8月2日(木)まで6泊でフィラデルフィアのペンシルバニア大学で開催されるAAPT大会に参加,その後2日~7日(火)までニューヨーク観光という日程である。
今思うと,われながら強行軍である。「マイルがたまっているから,一辺にあちこち旅行してやろう」と思ったわけだが,実はホテル代だけでも大変だった。我ながら考えが浅い。
その旅行記を少しずつ掲載していきたい。ただし,飽きっぽくめんどくさがりな性格なので,途中で掲載ストップするかも知れない。